私をさがして-パパから受けた○○被害の傷跡-#105

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第105話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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つづく

 

フワリーのつぶやき

 

人は、あまりにも強い恐怖や

痛みにさらされると

「その場にいなかったことにする」ことで

自分を守ろうとするらしいです。

その結果、記憶はバラバラに散らばり、

まるで心の中に“別の誰か”が

住んでいるかのように感じることがあるそうです。

カリナの頭の中にも、いつも声がある

──千紗の声だ。(今回はこの105話での声)

その声は、責めるでも慰めるでもなく、

ただ“そこにいる”。

妄想でも幻聴でもなく、

カリナが「生き延びるために」作り上げた、

もうひとりの自分。

その声が告げる。

「内緒の時間だよ」

その瞬間、カリナの胸はざわめき、

体は動けなくなる。

逃げられない

──その感覚だけが、確かにそこにあった。

 

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