私をさがして-パパから受けた○○被害の傷跡-#105
- 2025.10.12
- 私をさがして
- パパ、傷跡、被害、創作漫画
☆前の話☆
第105話
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つづく
フワリーのつぶやき
人は、あまりにも強い恐怖や
痛みにさらされると
「その場にいなかったことにする」ことで
自分を守ろうとするらしいです。
その結果、記憶はバラバラに散らばり、
まるで心の中に“別の誰か”が
住んでいるかのように感じることがあるそうです。
カリナの頭の中にも、いつも声がある
──千紗の声だ。(今回はこの105話での声)
その声は、責めるでも慰めるでもなく、
ただ“そこにいる”。
妄想でも幻聴でもなく、
カリナが「生き延びるために」作り上げた、
もうひとりの自分。
その声が告げる。
「内緒の時間だよ」
その瞬間、カリナの胸はざわめき、
体は動けなくなる。
逃げられない
──その感覚だけが、確かにそこにあった。
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